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Mayumi Watanabe

Mayumi Watanabe

作品について

2022-10-25 00:23

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9月から2回にわたって作品を発表する機会を得て、たくさんの人に作品の説明を求められてきました。

作品を解りたい、作家の事を解りたい。というのは、とてもポジティブな興味ではあるけれど、実際に作品を「解る」というのは、私たちが人間である限り、無理だと思うんですね。
作者の気持ちなんてわかるはずがない!(笑)
そして果たして「解る」という事が、それほど大切な事だろうか、とも思うわけです。

そんなわけで、もう、大分前から、作品に名前を付けるのを辞めているんですね。
それは、例えば「夕暮れ」なんて付けてみると、人は作品を「おぉ、これは夕暮れだな、」と、見るわけですね。
そして、夕暮れとして解釈できる要素を絵の中に探し始める。
でも、そうじゃないな、と思うんです。

もっと、自分の目から入って心に届く気持ちを味わってみてはどうかと思うのです。
音楽を聴くときに言葉がわからなくても、歌詞がなくても、耳から心に入ってくるあの感情を私たちは味わうことを知っている。
それを目から体験してほしいと思うわけです。

言葉に変えてしまえるなら、詩人に、作家になっていたでしょう。
この言葉にできない感情を日々を駆使して表現したわけなのです。
そして、作品は作者の意図とは別に最後には出会う人の心に響くものだと思います。
それは、Policeの「Every Breath you take」がストーカー的な執着愛により生まれた曲だったにも関わらず、若かりし頃の私にはとてもロマンチックな曲だと心に響いたように。
(言葉の問題は別として)

感情はとても個人的なもので、目に映ることで感じる世界は個々のものです。
そんな風にして、人々の心に何かしらが響き、
別に多くの人に理解されることはなくても、誰かの心に強く響いて寄り添える事ができれば、
それはとても幸せな事だな、と思う今日この頃です。


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